2025年の音楽トレンド予測
- J-POPの世界的なブームの継続と加速: レコーディングアカデミーは2025年の音楽トレンド予測として「J-POPの世界的なブーム」を挙げています。 XGのようなスーパーグループの活躍や、米津玄師の初のワールドツアー、Megan Thee Stallionとのコラボで注目された千葉雄喜などが、J-POPの国際的な広がりを牽引すると見られています。 内省的なバラードからアップビートなポップヒットまで、多様なJ-POPのサウンドがさらに多くのオーディエンスを魅了すると予測されています。
- 音楽ビデオの復活: TikTokの禁止の可能性なども背景に、アーティストが音楽ビデオ制作に回帰する動きがあるかもしれません。
- プロテスト・ミュージックの普及: 政治的抗議のメッセージを含む音楽がさらに広がる可能性があります。
- ロックのメインストリームへの回帰: あらゆる形態のロックが再び主流となる兆しが見られます。
- AI音楽のさらなる普及とバーチャルアーティストの増加: AIが生成する音楽やボーカルの活用が進み、斬新なサウンドが生まれる可能性が高いです。
- グローバルサウンドの融合: アフリカ、アジア、ラテンアメリカのサウンドが主流ポップに深く溶け込み、新しいグローバルな音楽が誕生すると予測されています。特にアフロビートとK-POPの融合が注目されています。
- ニューレトロウェーブの台頭: 懐かしさを感じさせる新しい音楽ジャンルもトレンドとなるでしょう。
- メタバースでのライブ体験とインタラクティブなライブ演出: バーチャル空間でのライブや、より没入感のある体験ができるインタラクティブな演出が増加すると考えられます。
最新のヒット曲(2025年6月下旬時点)
オリコンやスペースシャワーTVなどのランキングを見ると、以下のような楽曲が注目されています。
- Mrs. GREEN APPLE: 「クスシキ」「breakfast」「ライラック」「ダーリン」など、複数の楽曲が上位にランクインしており、引き続き高い人気を誇っています。
- 米津玄師: 「Plazma」「BOW AND ARROW」などがヒットしています。
- back number: 「ある未来より愛を込めて」「ブルーアンバー」などが人気です。
- 藤井 風: 「Hachikō」「満ちてゆく」などが注目されています。
- BE:FIRST: 「夢中」がランクインしています。
- YOASOBI: 「祝福」「UNDEAD」「Watch me!」など、アニメ主題歌を中心に引き続き人気です。
- 星街すいせい: 「もうどうなってもいいや」「Caramel Pain」など、VTuberアーティストも存在感を示しています。
- その他: TM NETWORKの「BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を越えて) -2025 Version-」のような過去の名曲のリメイクや、乃木坂46、SixTONES、King Gnu、Creepy Nuts、Ado、あいみょん、幾田りら、tuki.、Superfly、サカナクション、HANA、FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、Stray Kids、ILLIT、離婚伝説などのアーティストの楽曲もランクインしています。
音楽業界の動向
- ストリーミング市場の成長: 世界的に音楽ストリーミングサービスが最大の収益源となっており、今後も成長が予測されています。日本ではフィジカルディスクの割合も依然高いものの、ストリーミング市場が大きく伸びています。
- ライブ市場の回復と成長: COVID-19の影響で一時的に縮小したライブエンタテイメント市場は回復傾向にあり、今後も成長が期待されています。
- アナログレコードの再評価: アナログレコードの売上が継続的に増加しており、根強い人気があります。
- 日本の音楽市場の海外展開: 日本の音楽市場は人口減少などの影響から成長が鈍化する可能性も指摘されており、海外市場への展開が重要視されています。
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